2011年12月9日金曜日

サビに突入

今日はこの一説を書きます。

『厄 舎利子 色不異空』

意味的には 

舎利弗よ、色(物質や肉体)は空(固定した性質がなく実体のないもの)に異ならず

ということらしいです。
私の中ではここからが般若心経のサビの部分です。

いつも思うのですが、こんなに有名なお経に人名が出てるのってなんか不思議な感じしますよね。
この舎利子さんもまさかこんな形で有名になるとは思ってなかったでしょうね。

まあ、それはさておき字の練習をしながら、
そろそろ年末も近づいてきたこともあり、
年賀状にかんするお話で盛り上がりました。



うちも今年は年賀状を出そうとおもっているのですが
せっかくなんで恐れ多くも先生の作品を
うちの年賀状に使わせてもらえるよう交渉中。 

 
先生「うちは安くないわよ」
私「いやいや、そこはなんとか・・」

などというやりとりがあったわけではありませんが、無事交渉成立。
一仕事終えたところで書道続行です。

楷書ならではのハネや



とめ方に注意を払うのがコツのようです。



今回のお手本はこれ!

私は基本的に人間が真面目なので
なるべくお手本に忠実に書くようがんばってはいます。
今週もなんとか書き上げました。
うん。ニュアンスは合ってる感じですね。ニュアンスは。



こちらは人生的にも大先輩の英隆さんの作品です。

自由に生きてはる感じが素敵です。


最後に久々に太い筆で一文字書いてみます。
最近小筆ばっかだったので、感触がきしょくわるい!!


あ、そういえばぜんぜん関係ないですが年賀状の印刷は
年賀状PRO
さんがお勧めです!!!
また来週~~!!

2011年11月24日木曜日

【突発イベント】篆刻教室



みなさんこんにちは。

今週の書道教室はちょっと趣向が変わって「篆刻教室」でした。

篆刻とは?

篆刻(てんこく)とは、印章を作成する行為である。中国を起源としており、主に篆書を印文に彫ることから篆刻というが、その他の書体や図章の場合もある。また金属(など)を鋳造して印章を作成する場合も篆刻という。


ということらしいですが、私たち素人にとっては・・・


これ。
こういう感じで、書道の作品のなかに意味ありげにちりばめられているやつです。
左端のほうにうやうやしく押されていることもあります。
これがあるだけで、私の書道の作品も、ぐっとそれっぽくなるんじゃねーの
という効果を期待したい、魔法のアイテムです。

実際の篆刻のお品をみせていただきました。


この辺になるともう、ン万円とかしちゃうそうです。
いずれこういうのを使いこなせる大人になりたいものです。

今回は初心者も彫りやすい大き目の正方形サイズの石に
1文字だけ彫ったものを作成することに。

名前の文字から一文字取って
その文字のデザインを検討します。

もちろん先生がカンペを用意してくれてはります。
私は「友」という文字ですが、「友」の変形バージョンにもいろいろあるみたいです。




カンペを元に、実際の大きさに近いもので、いろいろなデザイン画を作成します。



あんましアレンジしすぎても「誤字」になるし、でもそのまんまも面白くないし・・・
と、バランスをとりつつ、最終形態を探っていく作業です。

採用デザインが決定したら、裏返して
その形を石に書き込んで彫っていきます。

久々に持つ「彫刻刀」怖いです!


だいぶ彫れてきました。
この辺で一回ためし押しを・・・・


わ~~~・・・・
なんか「形になる」って感動します。

でも実際見てみると、曲線の具合や線の太さなんかがいろいろ気になりだすもので・・・
私のやつは一番右側の縦直線が「すごくいい」とお褒めの言葉をいただいたのですが

私自身にはほかの線との違いがよくわかりません。


ある程度できたところで先生に最終調整を加えてもらい・・・ 


完成です


すごい!!それっぽい!!

こういうのが、古い家のタンスの奥からでてきたら、私なら確実に何か
価値のある骨董品の類だと思ってしまうレベルです!!



今日はいつもの書道メンバーさん以外の参加者さんも
いらしてたので、みんなの作品を並べてそれぞれ悦に入ります。




楽しかったです。篆刻教室!!

2011年11月19日土曜日

般若心経のハイライトゾーンに挑戦

みなさんこんにちは。

今日は「篆刻教室」があるので、その前に先週の様子をアップしたいと思います。

般若心経を上から順に小筆で書き続ける練習をしていますが、
この週わたしは「照見五蘊皆空 度一切苦厄」の一説に挑戦。


私は般若心経のなかで、このあたりの響きが一番好きです。
歌謡曲でいうと、ちょうどサビに入る前の、曲の感じが変わる瞬間みたいな感じで
一瞬の盛り上がり感つーか、わくわく感が沸いてきて胸熱ですね。


字ヅラ的にもなかなかにスマートなやつが並びます。




でもかっこいい文字をかっこよく決めるのは難しいですね。
特に小筆はまだなれないこともあり字がフルフルしてしまいます><


何枚もの練習を重ねて・・・




わ~~だいぶ上達したわぁ~ めっちゃうまく書けた!!


・・・というのはもちろん嘘でこちらは先生作です。
読者の皆様は先生のドヤ顔が目に浮かんでおられることとおもいます。


変わって、横の席ではわたしよりもう一回り小さい字で練習されているようです。




へーー。けっこう小さいとそれっぽく見えるものなんですね。
一生懸命書いてる感じが伝わっていいんじゃないですか。(上から目線)




こちらが先生バージョン。
写真よりなまでみるともっとわかりやすいんですが、
スミでかいてんのに、印刷のような美しさです。
こう、ムラがないっつーの?いやたぶん本当の感動ポイントはそこじゃないはずなんですが
私のような素人からすると、その段階でかなりすごいことです。


小筆の練習の最終到達地点はこのような感じになります。








まだまだ先は長いですががんばりまーす。
また、篆刻教室の情報も追ってアップしますのでお楽しみに!!

2011年11月11日金曜日

ついに小筆の世界へ

みなさまこんにちは!
死ぬほど仕事が忙しくてブログの更新を全力でさぼっているうちに
小筆の領域に入ってしまいました。


いやー本当に忙しかったです。夏。
夏に関する記憶がほとんど無いです。

でもとにかく辛かったんだけは覚えてます。
仕事が難航して。
毎日火にあぶられているような感覚です。

でもそんなんも時間がすぎればあっさり忘れてしまうもので
人間の脳みそなんて単純なもんやなーとおもうと同時にやっぱ単純なものほど
強いんやなと。

まあそんなこんなはさておき、
そういう忙しいときこそ、書道みたいな非日常的なことをするのは
いい息抜きになりました。
何かに煮詰まってるときって、ぜんぜん関係の無いことをすることで
意外とスポッと道が開けたりすることってありますよね。

そんな非日常が味わえる「般若心経を書こう会」
あなたも参加してみませんか?
ご入会をご検討の方はこちらまでお気軽にお問い合わせください(笑)

うわ、めっちゃ前置き長い。

それでは教室の紹介を。


なにせ小筆は神経使います。
なんというか、ごまかしが効かない感じです。
ほんでまた、大筆(?)のときより圧倒的に文字数が多いので
途中で集中力が途切れたが最後、
谷を転がり落ちるように全体が不細工になっていきます。

上のはなんとか最後まで書ききったものの
最後の『見』のあたりがあきらかに苦しい感じです。




小筆を使いこなすにはもう少し時間が必要そうです。


それでもなんとか書ききって本日のプログラム終了ー。

最終的には上の文字の6分の1くらいのサイズでかけるようになる予定です。
そういえば関係ないですけど、書道教室に通い始めて気づいたこと。
”マニキュアを塗るのがうまくなった”

そりゃー上のやつにくらべたら普通のマニキュアべた塗りなんて屁みたいなもんですね。

2011年7月5日火曜日

紙色で雰囲気変わります。



今日のお題はこれ!


だいぶ筆遣いも板についてきた(?)私たちですので(?)
本日はいつもの半紙ではなく、
ちょっと紙とインクを変えて挑んでみることに
なりました。

先生が用意してくださったのは・・・

紺色の紙と金色の墨!!


なんという贅沢でしょうか・・・・
いつもの墨汁とは違う感触に
全員かなり戸惑い気味です。。



粘りがあって筆にまとわりついてくるような感覚の
「金の墨汁」には、いつもとはまた違う力加減が必要かも・・・

でも仕上がりは
なんだか縁起のよさそうな感じです!


お金も集まるといいですね!



紙色や筆色も立派な
表現方法のひとつ、なんですね~~!!

2011年6月1日水曜日

それぞれの個性

今日はみんなで

心無罣礙

を書きます。



意味は・・・
「心にとどこおりが無く」
です。




いいですよねー。
そうありたいものです。








でも「とどこおり」ってなんだ?

ググってみると
     物事が順調に進まないこと。「大会は―なく開催された」
     期限が切れても金を支払わないこと。また、その金。「納税の―」
     さしつかえること。さしさわり。
・・・すいません。
今月こそは電気代、期日どおりに支払います。

そんなわけで、まずはこれまで以外に出てこなかった「心」の字を書いてみます。
まずはお手本を・・・


「心」の字のそれぞれのパーツを均等に放射状に描くのがポイントだそうです。


あれ・・

う~~ん

なかなかお手本のように真ん中の「C」の逆向きみたいな部分が
うまく反りあがってくれません。。

やはり心にとどこおりがあるからでしょうか(金銭的な意味で)。





一通り「心」の文字を練習して、
慣れたところでいつものように4文字を書きまくり・・・

そのあとは、ちょっといつもと趣向を変えて、
ひとり1文字ずつ、パートにわかれて書いてみました。


書道に関しては目下練習中の私たちですが
ひとりひとりの字にはちゃんとその人らしい個性があって
面白いです。














いつかいろんなひとが般若心経をちょっとづつ書いて
みんなで完成させるような作品を作れたらおもしろいなあ

・・とか思います。






















お手本の威力

今回は


苦集滅道



です。
その意味は
  • 苦諦:苦という真理
  • 集諦:苦の原因という真理
  • 滅諦:苦の滅という真理
  • 道諦:苦の滅を実現する道という真理
という『四諦』をあらわすそうですが、いまいちよくわかりません。 まあとりあえず書いてみます。

あ~~~~~・・・・・・



なんか四諦が少しわかる気がします。 というわけで恒例の先生のお手本をお願いしてみます・・。
もらったお手本を真似てひたすら書きまくる!!!
どうでしょうか。ちょっと似てきましたかね。
最初のやつよりだいぶ苦し紛れ感が薄れて
「ま、人生っていろいろ大変よね」くらいの
余裕が出てきたかもと思っております。
書道も、人生も、口座の残高も、
「余裕」が大事ってことですよねー。

筆じゃなくてもおもしろいかも

PCの不調、仕事の忙しさ、私の怠け心等により更新がとまっておりましたが、


月末の忙しさが片付いて、ようやくひさびさの更新ですー。

今回は美術室みたいな部屋での書道教室でした。
教室の場所が毎回かわるのも「小國妙子と般若心経書こう会」の特徴です。
毎回の教室の仕様によって、椅子、立ち、正座、中腰それぞれの姿勢での書道を楽しめます。


ところで今回私は
是諸法空に挑戦!


いろいろツッコミ所はありますが、「是」って言う字がわりと難しいです。意味を調べると・・・
このように諸法の相は空であり
となるらしく、般若心境のなかではなかなかに重要なキーワードにあたるこの一説、
スマートに仕上げたいですね!!

悪戦苦闘しているところに先生のお手本。

表情の微妙に異なるふたつの「是」が完成。

と、そのあと何を思ったか


半紙を丸めて

丸めた半紙に墨をつけて書きはじめる先生・・・



筆で書くのとは一味違った「無」が完成!
アーティスティックでおもしろいです。